【ブルスク製造機】HA90USBは欠陥品だが音は良い
このヘッドホンアンプは、正直言ってまともじゃない。なぜなら、ドライバは終わってるし、そのフォローもおざなりだからだ。
まともではないドライバだとしても、まだメーカーの対処方法が正しければ救いようがある。しかし、この端末においては、それは参考程度にしかならない。
ごく限られた用途に特化させ、触らぬ神に祟りなし、という言い伝えを守りながら動かす限り、ひとまずはブルスクリーンの怒りに触れずに過ごすことができるだろう。
排他モード専用で使う
このDACはWindowsだとWASAPI 排他モードに対応している。これはそのソフト以外のすべての音をブロックすることで、専用回路でクリアな音質を実現できる機能だ。本当は違うのかもしれないが、私の認識はこんな感じだ。
しかし問題は、共有モードで使うとノイズが発生したり、まあとにかく不安定になることだ。約数年メインPCに繋げて使ってきて、結局はデフォルト出力は他デバイスに割り当てて置き、どうしても音質が必要な音楽や映画の時だけ、コイツに排他出力するという運用法に落ちついた。
共有モードの設定が排他にも影響する
しかしこいつは許してくれない。どこまでも追いかけてくる。一般的には、Windowsサウンド設定の「共有モードの既定の形式」は排他モードでは適用されない。当たり前だ。しかしこいつには、その常識は当てはまらない。

何とここで変更した値が、排他モードにも適用されるのだ(要出典)。foobar2000で聞き比べてみると分かるが、ソースのビットと周波数にピッタリ合わせた場合とそれ以外とでは、音質に明確な違いが感じられる。
もちろん出典は私の感覚なので、間違っていることもあるだろう。しかし何度やってもこれは感じるため、毎回ソースの情報を見てプロパティを開く癖がついてしまった。もはや今なら10秒以内に操作を終えられる自信がある。
マニュアルは神の啓示

上記のリンク先に、ソフトウェアが複数個まとまって置かれている。これは、神の啓示だ。Amazonレビューやネット記事を参考にいくら格闘してもはっきりしなかった暴れ条件が、これに従うだけで9割は抑えられた。(残りの1割は解決不能)
具体的にはスクリーンセーバー起動改善方法(Windows8.1)や、Windows8.1用と書かれたボタンを押すとダウンロードできるZIPファイル内に、濃密な情報が詰まっている。

特に、ZIP内の制限事項.txtは神の啓示だ。まさかのクラッシュ前提で、それを防ぐ手段が血生臭く記されている。まるで航空機事故のマニュアルのようだ。
これに従い、エレコムのバスパワーハブ(2000円)を買う羽目にはなったが、謎のクラッシュからは幾分か改善されたのでヨシとしよう。まさか令和のご時世にUSB2.0のハブを買い足すとは思わなかったが。

.txtに記されていたUSB2.0のバスパワーハブ(絶滅危惧種)
Let’s トラブルシューティング!
ここまで最善を尽くしても、特にWinodowsアップデートの直後は、無慈悲なブルスクに襲われる。(得てして使用中なので、未保存のWordが犠牲になるなどは少ないが。)これを使うなら、内職はNGだ。
そして復旧手順だが、まずはインストールに使用した.exeをダブルクリックだ。さすれば、Remove Softwareというこの悲劇を予見していたかのような項目が出現する。

そしてこれを実行すると、デバイスマネージャーからも綺麗さっぱりHA90が消え失せる(勿論USBは抜いておく)。その後再起動すれば、また1からインストールを始められるというわけだ。
トラブルシューティングの技術があれば原因を究明できるのだろうが、私がやってみても、「ドライバーが原因らしいよ!」というクソの役にも立たない結論にしか行きつかないので、さっさとアンストするに限る。時間のムダだ。
この一連の作業にも、もはやプロレベルに慣れてきた。PCがクラッシュしても無言で再インスト作業を進められる。障害対応に強くなれるという利点はあるかもしれない。
まとめ
かなりお粗末な出来というか、もはや製品として完成していないレベルの代物だとは思うが、音は良い。中古で6000円で買ったが、この世のものとは思えないほど良い。
希望小売価格は衝撃の¥49,500(税込)なので、それに見合った性能ということだろう。この価値の製品を安く使い倒せているという優越感だけが、私を突き動かしている。
